こんにちは。
りんです。
ディズニー映画『アナと雪の女王』の名曲
「Let It Go」。
何年たっても色あせず、
聴くたびに胸が動く曲ですよね。
どうしてこの曲は、
これほど多くの人の心に届くのでしょうか?
今回は、エルサが“自分らしさを取り戻していく瞬間”に注目して、
その理由を解説します。
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Let It Go が響くのはなぜ?
ずっと隠してきた「本当の自分」と向き合ったから
エルサは幼いころから、
自分の力を恐れられないように、
必死に隠して生きてきました。
「見せてはいけない」
「迷惑をかけてしまう」。
そんな思いを抱えながら。
そのエルサが、
ついに“隠すのをやめる”と決めた瞬間に
歌うのが「Let It Go」です。
これは
「欠点のように思っていた部分も、
自分の一部として受け入れていい」
というメッセージそのもの。
私たちも、言いたいことを飲み込んだり、
誰かに気をつかって
無理をしてしまうことがあります。
だからこそ、
エルサが心の扉を開く瞬間が、
深く響くのだと思います。
「ひとりになる」ことを選び、自由を手に入れる
力を暴走させてしまい、
王国を飛び出したエルサ。
雪山の上でひとりになった瞬間、
彼女は初めて“自由”を感じます。
ここで描かれるのは、
悲しい孤独ではなく、
「自分で選んだ時間がくれる自由」。
誰にも迷惑をかけない場所で、
思いきり力を使える。
その解放感が、
曲にそのまま重なっていきます。
大人になると、
人に合わせることが増えますよね。
だからこそ、
エルサが“ひとりの時間を選び取ったこと”が、
静かな共感を呼ぶのです。
完璧でいなくていいという安心感
「ありのままの姿見せるのよ」という歌詞。
これは「強くなろう」と気合を入れているのではなく、
“完璧じゃなくても大丈夫”
という優しいメッセージです。
エルサは「理想の王女」の役割からおり、
弱さも不安も含めて
“いまの自分”を認めようとします。
私たちも、
- 「ちゃんとしなきゃ」
- 「失敗したくない」
と自分を追い込んでしまう瞬間があります。
そんな気持ちをふっと緩めてくれるのが、
「Let It Go」の魅力のひとつです。
氷の城のシーンが象徴する“人生の再スタート”
氷の城ができ上がっていくシーンは、
まさに視覚的な“解放”。
抑え込んでいた力が、
美しい形で花ひらいていきます。
髪を下ろし、
ドレスが変わる瞬間は、
「自分の人生を、自分で作り始める」
という象徴のような場面。
映像と音楽が一体になって、
こちらまで気持ちが軽くなる。
この圧倒的な演出が、
曲の力をさらに大きくしています。
Let It Go は“ゴール”ではなく“スタート”
「Let It Go」は、
エルサが幸せを手に入れた瞬間ではありません。
ここはむしろ、
再スタートの地点。
- まだ不安はある
- 孤独も残る
- 国とのつながりも途切れたまま
でも、
自分と向き合う覚悟が生まれたことで、
彼女は初めて
“前に進む準備”ができたのです。
私たちも、
変わろうと決めた瞬間が
一番のターニングポイント。
その勇気を思い出させてくれる曲だからこそ、
多くの人に響くのでしょう。
まとめ

- 「もう無理しなくていいよ」
- 「隠さなくていいよ」
- 「今の自分でいいよ」
そんな優しいメッセージが、
「Let It Go」には込められていると思います。
頑張りすぎてしまう日や、
心がぎゅっと縮こまってしまう日にこそ、
エルサの歌はそっと背中を押してくれます。





