こんにちは。
りんです。
ディズニー映画『塔の上のラプンツェル』の中で、
いちばん心が揺さぶられる瞬間のひとつ。
それが
ラプンツェルが長い金色の髪を切ったシーンです。
ずっと大切に守ってきた、
彼女の“アイデンティティ”のような髪を、
自らの意志で手放すこの場面。
あれはただのイメージチェンジではなく、
ラプンツェルの人生が大きく動き出す象徴の瞬間でした。



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髪は“守られている証”でもあった

ラプンツェルの長い髪は、
魔法の力を宿し、
人を癒すことができました。
だからこそ、
ゴーテルはその力を利用するために
彼女を塔に閉じ込め、
「危ないから外へ出ちゃだめ」と
言い続けてきました。
けれど、
それは本当の“守り”ではありません。
愛に見せかけた支配であり、
自由を奪う檻でした。
ラプンツェル自身も、
長い間それに気づけず、
「外の世界は怖い」
「ここにいる方が安全」
そう信じて大人しく生きていました。
髪を切る=“守られる自分”との決別

フリンを守るため、
そして自分の人生を取り戻すため、
ラプンツェルははさみを手に取り、
自分の髪を切ります。
それは
- ゴーテルの支配から抜け出す決断
- 誰かに守られる存在から、自分で生きる人への転換
- 「怖い」よりも「進みたい」を選んだ証
でした。
切り落とされた髪が床に落ちた瞬間、
彼女は力を失ったようにも見えます。
でも実は、
本当に強くなった瞬間でもあったのです。
本当の強さは「失わないこと」じゃない

ラプンツェルは、
魔法の髪を失ってしまいます。
けれど、
代わりに手に入れたのは
- 自分で考え、選ぶ力
- 誰かの言葉に依存しない心
- 未来を切り開く勇気
でした。
守られている状態は、
たしかに安心です。
でも、安心と引き換えに
自由を手放してしまうこともあります。
ラプンツェルは、
「失うこと=弱くなることじゃない」
という大切な事実を、
私たちに教えてくれます。
髪を切った“あとのラプンツェル”が教えてくれること

ラプンツェルは髪を切ったことで、
弱くなったのではなく、
ようやく自分の足で
立てるようになったのです。
「何かを失うのはこわい」
「今のままでいたほうが安心」
そんな気持ちは、
誰にでもあります。
でも、
成長の入り口はいつも
“手放す勇気”の向こう側にあります。
ラプンツェルの髪は切られました。
けれど彼女の心は、
それまでよりもずっと自由に、
そして力強く輝き始めました。
まとめ

ラプンツェルが髪を切ったあの瞬間は
自分で人生を生きると決めた瞬間でもあります。
誰かの期待に応えるためでもなく、
守られ続けるためでもなく、
「私は、私の人生を選ぶ」
その静かな宣言が、
あの一太刀だったのです。


