こんにちは。
りんです。
何度観ても、
ふとした瞬間に心がやわらぐ。
『となりのトトロ』は、
そんな“静かな感動”をくれる作品です。
日々の暮らしの中の小さな出来事や、
子どものまなざしがあたたかく描かれていて、
観るたびに感じ方が変わるのも、
この映画の魅力。
今回は、数あるシーンの中から、
特に心に残る名場面を厳選してご紹介します。



心を整える、手帳関連記事はこちら↓
となりのトトロ 名シーンまとめ
雨のバス停で出会うトトロ
夜のバス停。
雨の中、さつきとメイが立っていると、
いつのまにか隣にトトロが立っている。
傘の水滴がぽたぽたと落ち、
トトロが見よう見まねでバス停に立つ姿は、
言葉がなくても心が通じ合う瞬間を感じさせます。
バスが来て、
トトロがネコバスに乗って去っていくまでの
一連の流れには、
「出会えた奇跡」と
「さよならの切なさ」が
静かに詰まっています。
大トトロと巨大な木を育てる夜
真夜中、
トトロたちと一緒に踊りながら、
小さな種から大きな木を育てる幻想的なシーン。
音楽と動きだけで描かれる世界は、
- 子どもの想像力の豊かさ
- 夢と現実が自然につながる感覚
を教えてくれます。
翌朝、
巨大な木は跡形もなく消えているけれど、
地面には確かに芽が顔を出している。
夢は夢で終わらない。
ちゃんと、現実にもつながっている。
そんなあたたかなメッセージを
感じさせてくれる場面です。
メイの迷子と、姉の想い
お母さんに会いたくて、
ひとりで病院へ向かってしまうメイ。
けれど、道に迷ってしまい、
村中が大騒ぎになります。
必死にメイを探すさつきの姿は、
姉としての不安、焦り、
そして深い愛情があふれ出ていて胸が締めつけられます。
この場面は、
- 子どもが抱える不安
- 家族を想う気持ち
を伝えてくれる名シーンです。
ネコバスに乗って奇跡の再会へ
トトロの力を借りて、
ネコバスに乗ってメイを探しに行くさつき。
夜の田園を駆け抜けるネコバスの疾走感と、
見つけた瞬間の安堵の表情は、
思わず涙がこぼれそうになるほど。
再会した姉妹が強く抱き合うシーンには、
- 「ひとりじゃない」
- 「ちゃんと誰かが待っている」
という優しさがつまっています。
病院の窓辺にトウモロコシを置く
最後に心に残るのが、
病院の窓にそっと置かれるトウモロコシ。
「おかあさんへ」と書かれたその一本は、
言葉よりもまっすぐに、
子どもの気持ちを届けてくれます。
遠くから母の姿を見て、
笑顔を浮かべる姉妹の表情は、
大きな安心と、
家族のつながりを静かに伝えてくれます。
トトロの名シーンが教えてくれること

『となりのトトロ』の名場面に共通しているのは、
- 誰かを想う気持ち
- ささやかな日常の尊さ
- 目に見えない“つながり”のあたたかさ
です。
大人になってから観ると、
さつきの頑張りに共感したり
お母さんの立場に胸が熱くなったり。
感じるポイントも変わってくるのが、
この作品の奥深さです。
まとめ

『となりのトトロ』は、
忙しい毎日の中で、
つい忘れてしまいがちな
- 家族のぬくもり
- 子どもの素直なまなざし
- 小さな奇跡を信じる気持ち
を、やさしく思い出させてくれる映画です。
名シーンを振り返るだけでも、
ふっと心があたたかくなるのを感じられるはず。
疲れたとき、
少し立ち止まりたい夜に、
またトトロの世界へ戻ってみてください。


