こんにちは。
りんです。
人と人が出会い、
同じ時間を過ごすことは、
長い人生の中で見れば、
ほんの一瞬なのかもしれません。
それでも、
その一瞬が心を変え、
生き方を変えてしまうことがある。
Mr.Childrenの「君と重ねたモノローグ」は、
そんな出会いの尊さと、
その後も続いていく心の対話を描いた一曲です。



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すれ違っただけの時間が、永遠になる

この曲のはじまりには、
別れを受け入れながらも、
相手への感謝を大切に
抱きしめるような気持ちがあります。
また会えるかはわからない。
この想いが本当に届くかも、確信はない。
それでも、
果てしなく続く時間の中で、
ほんの一瞬でも同じ道を歩いたこと自体が、
かけがえのない出来事だったと、
静かに語りかけてきます。
出会いの長さではなく、
そこに何が残ったかを大切にする視点が、
この曲全体を貫いているように感じます。
完璧と不完全は、見る場所で変わる

誰かにとっての完璧は、
別の誰かにとっては不完全に見える。
この曲は、
価値観の違いを否定するのではなく、
「立っている場所が違えば、
見える景色も違う」と教えてくれます。
同じ世界を生きていても、
人それぞれが見ている景色は違う。
そしてその違いこそが、
世界をこんなにも
豊かにしているのだと気づかされます。
自分を縛っていたのは、自分自身だった

この歌の中で描かれる大きな変化は、
外の世界ではなく、
心の内側で起こります。
自分を閉じ込めていたのは、
環境でも誰かでもなく、
自分自身だった。
その悔しさと同時に、
まだ前に進めるという希望に
気づかせてくれた存在が「君」でした。
心の中に広がる空を信じられたとき、
人は自由に飛べるようになる。
この曲は、そんな内面的な解放を、
やさしく描いています。
時間を越えて続く、変わらない想い

やがて歳を重ね、
思うように体が動かなくなる日が来たとしても、
心の中では変わらず、君を抱きしめている。
この描写には、恋や愛を超えた、
もっと深く、穏やかなつながりが感じられます。
そばにいなくても、
触れられなくなっても、
想いは消えない。
時間に削られない感情があることを、
この曲は静かに伝えてくれます。
君となら、高く飛べる

ひとりでは不安でも、
君となら、光が射す空へ向かって飛んでいける。
それは依存ではなく、
互いの存在が、風のように背中を押してくれる関係。
この曲が描く「飛ぶ」という表現は、
成功や到達点ではなく、
自由に生きる感覚そのものなのかもしれません。
まとめ

「君と重ねたモノローグ」は、
長い時間や特別な出来事を描いた曲ではありません。
ほんの一瞬すれ違っただけの関係でも、
心の中で重ねた想いは消えず、
その人は大切な存在として残り続ける。
言葉にできなかった気持ちも、
声に出さなかった独り言も、
確かに意味があったのだと、
この曲は静かに伝えてくれます。



