こんにちは。
りんです。
一生懸命説明しても話が通じない。
こちらの常識が、
まるで意味をなさない世界に
放り込まれたように感じることはありませんか。
不思議の国のアリスは、
そんな「ルールが通じない世界」を描いた物語です。
けれどこの物語は、
ただのナンセンスなお話ではありません。
読むほどに、
今を生きる私たちの姿が重なって見えてきます。



ジブリに関する記事はこちら↓
心を整える、手帳関連記事はこちら↓
不思議の国は「理屈が壊れた世界」

アリスが迷い込む不思議の国では、
- 昨日までのルールが今日には通用しない
- 言葉の意味が、相手の都合でねじ曲げられる
- 正しさよりも、その場の気分が優先される
そんな場面が次々と起こります。
チェシャ猫は意味深な言葉を残して消え、
ハートの女王は理由もなく
「首をはねよ!」と叫ぶ。
そこに一貫した基準はありません。
この世界では、
「理解しようとする側」ほど
疲れてしまうのです。
アリスは「正しさ」を手放せなかった

アリスは、
不思議の国に来てもなお、
「それはおかしい」
「普通はこうでしょう」と考え続けます。
だからこそ、彼女は何度も混乱し、
怒り、泣きそうになります。
相手に悪意があるわけでもなく、
ただ話が噛み合わない。
それが一番つらい。
けれど物語が進むにつれ、
アリスは少しずつ変わっていきます。
「理解させよう」とするのを、
やめていくのです。
ルールが通じない世界では、戦わなくていい

不思議の国の住人たちは、
アリスの正論に耳を傾けることはありません。
それどころか、
正しいことを言うほど、
「生意気」
「変な子」と扱われてしまう。
この物語が静かに伝えてくるのは、
すべての場所で、
正しさを証明する必要はないということです。
ルールが壊れている世界では、
こちらがどれだけ理屈を積み上げても、
意味を持たない。
だからこそ、
距離を取ること、
降りることも
ひとつの選択なのだと感じさせられます。
まとめ

『不思議の国のアリス』は、
話が通じない世界で戸惑う気持ちを描いた物語です。
どれだけ正しく説明しても伝わらない場所では、
無理に頑張らなくてもいい。
「おかしい」と感じる感覚を信じて、
自分を守る選択をしてもいいのだと、
そっと教えてくれます。
Hulu | Disney+ セットプランなら月額1,690円で見放題。
国内ドラマから海外作品まで幅広く揃っていて、セットプランだと最大550円以上お得に!



