こんにちは。
りんです。
『リトル・マーメイド』のアリエルは、
海の王国に暮らしながら、
ずっと人間の世界に憧れていました。
安心できる居場所があっても、
まだ見ぬ景色に心が引き寄せられてしまう。
その想いは、強い野心というより、
「知りたい」
「近づいてみたい」という、
ごく自然な好奇心から生まれたものでした。



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外の世界を求めた理由

アリエルは、
王の娘として守られ、
何不自由のない生活を送っていました。
それでも、
「ここにいながら、
ずっとこのままでいいのだろうか」
という感覚が、
心の奥で消えることはなかったのです。
安心と憧れのあいだで揺れる心。
変わらない日々と、
変わりたいという願い。
アリエルの姿は、
新しい世界に惹かれながらも、
踏み出すことをためらってしまう
私たち自身を映しているのかもしれません。
声を手放すという決断

人間になるため、
アリエルは“声”を差し出す選択をします。
それは、
歌うことや想いを伝える手段を失うだけでなく、
自分らしさの象徴を手放すことでもありました。
大きな代償があるとわかっていても、
それでも彼女は前に進むことを選びます。
決断とは、
恐れがなくなったあとに生まれるものではありません。
迷いや不安を抱えたままでも、
それでも心の声を信じて進むこと。
アリエルは、
その姿で教えてくれます。
選択は「正解」かどうかで決まらない

私たちは選択の前で、
つい考えてしまいます。
失敗したらどうしよう。
後悔したらどうしよう。
できるだけ安全な答えを探し、
間違えない道を選ぼうとしてしまう。
でも、アリエルの物語が伝えているのは、
選択に正解も不正解も存在しないということです。
大切なのは、
どの道を選んだかではありません。
- どうしてその道を選んだのか
- その選択に、自分の気持ちを込められたか
そのプロセスこそが、
人生を形づくっていきます。
迷いながら選んだ道も、
立ち止まりながら進んだ道も、
すべてが、自分の物語になっていくのです。
アリエルが教えてくれること

アリエルの姿が残してくれるメッセージは、
とても静かで力強いものです。
勇気とは、
迷わないことではなく、
迷いながら進むこと。
完璧な決断は存在しないかもしれません。
すべてが正しい選択だと言い切れる日が
来ないこともあるでしょう。
それでも、
- 「自分はどう生きたいのか」
- 「本当は、何を大切にしたいのか」
その問いを、自分に向け続けることが、
生きるということなのかもしれません。
まとめ

『リトル・マーメイド』のアリエルは、
迷いながらも、
自分の想いから目をそらさず、
不安を抱えたまま一歩を踏み出しました。
その姿は、
“本当に大切な選択”とは、
正解を探し当てることではなく、
自分の気持ちに正直であることなのだと教えてくれます。
遠回りでもいい。
立ち止まってもいい。
あなたがあなたの心を大事にして選ぶ道は、
きっと、あなたらしい未来へと続いています。

