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耳をすませば|迷いながら夢に向かう物語

エンタメ
この記事は約3分で読めます。

こんにちは。

りんです。

 

『耳をすませば』を観終わると、

心の奥に静かな余韻が残ります。

なぜか自分の気持ちと重なってしまう。

 

この作品が描いているのは、

夢を持ち始めた頃の不安やときめき、

そして「このままでいいのかな」という揺れる心です。

 

 

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日常の中で始まる、小さな変化

主人公の月島雫は、

本が好きな中学生。

 

図書館で借りた本のカードに、

いつも同じ名前が書かれていることに気づいたことから、

雫の毎日は少しずつ動き始めます。

 

ほんの些細な気づきや好奇心が、

世界の見え方を変えていく。

 

その流れがとても自然で、

「こんな瞬間、誰にでもあったかもしれない」と感じさせてくれます。

 

夢に向かうときの、苦しさと恥ずかしさ

雫は、自分の中に芽生えた

「書いてみたい」という気持ちに

正直になります。

 

けれど同時に、

自分の未熟さや力不足にも気づいてしまいます。

 

才能がある人と比べて落ち込んだり、

勢いで始めたことを後悔したり。

 

その姿はとても現実的で、

夢を追いかけたことのある人なら、

きっと胸に引っかかる場面です。

 

それでも雫は、

自分の限界から目をそらさず、

最後まで向き合います。

 

この物語が伝えてくれるのは、

「うまくできるかどうか」よりも、

「本気で向き合った時間」そのものの価値です。

 

バロンが教えてくれる“途中でいい”という考え方

作中に登場する猫の人形・バロンは、

雫にとって不思議な存在。

 

完成された大人の象徴のようでいて、

どこか未完成な雫を静かに見守ります。

 

「今はまだ途中でもいい」

この作品は、そう言ってくれているように感じます。

完璧じゃなくても、迷いながらでも、

歩いているならそれでいいのだと。

 

大人になってから、より響く物語

子どもの頃は、

恋や冒険に心を動かされた人も多いかもしれません。

 

けれど大人になってから観ると、

この作品は違った表情を見せてくれます。

 

やりたいことが分からなくなったとき。

遠回りしている気がするとき。

自分の選択に自信が持てなくなったとき。

 

『耳をすませば』は、

「それでも歩いているなら大丈夫」と、

そっと背中を押してくれるような存在です。

 

まとめ

『耳をすませば』は、

夢のきらめきだけでなく、

迷いや不安も含めて描いた物語です。

 

未完成なまま進む時間も、

立ち止まる瞬間も、

すべてが自分を形づくっていく。

 

少し気持ちが揺れているときにこそ、

耳をすませるような静かな気持ちで、

もう一度観たくなる作品です。

 

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