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仮面の奥にある本音とは|東野圭吾「マスカレード」シリーズが心に残る理由

エンタメ
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こんにちは。

りんです。

 

東野圭吾の「マスカレード」シリーズは、

犯人探し以上に、

人の心の揺れや選択が強く印象に残る作品です。

 

ホテルという“仮面”の空間で描かれるのは、

立場や役割の裏に隠された、

ごく人間的な感情でした。

 

 

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シリーズ全体の魅力

このシリーズが心に残る理由は、

事件を通して、

人がどう生き、

 

どう守ろうとするのかが

丁寧に描かれている点にあります。

 

  • 正義の形は一つではない
  • 立場が違えば、守りたいものも違う
  • 仮面を外した瞬間に見える、本音と弱さ

それぞれの物語が、

少しずつ視点を変えながら

 

「人を理解しようとすることの難しさ」を

浮かび上がらせていきます。

 

■ マスカレード・ホテル:事件より深く描かれる、人と人の距離感

刑事とホテルマン。

交わるはずのなかった二人が、

互いの価値観を認め合っていく過程が

静かに胸に残ります。

 

緊張感のある事件の裏で、

「信頼とは何か」を考えさせられる一作です。

 

 

■ マスカレード・イブ:事件の前夜に浮かび上がる、人の選択

本編では語られなかった“前夜”の物語。

 

一見ささやかな出来事の中に、

後の事件へとつながる

人間関係や感情が丁寧に描かれます。

 

人は、

どんな瞬間に道を分けてしまうのか。

静かな余韻が残る短編集です。

 

 

■ マスカレード・ナイト:仮面の裏で交差する、本音と正義

再びホテルを舞台に展開する物語は、

より複雑に、人の思惑が絡み合います。

 

正しさを貫くことと、

誰かを守ること。

 

その間で揺れる登場人物たちの姿が、

読後に静かな問いを残します。

 

 

まとめ

マスカレードシリーズは、

「犯人が誰か」だけで終わらない物語です。

 

仮面をかぶることで守られるもの、

仮面の下で傷ついているもの。

 

読み終えたあと、

自分自身の立場や選択にも、

そっと目を向けたくなる。

 

それが、このシリーズが

長く心に残る理由なのかもしれません。

 

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