こんにちは。
りんです。
「バルス!」という一言とともに、
何度でも心に浮かぶ名作。
天空の城ラピュタは、
冒険のワクワク感と、
静かな余韻の両方を残してくれる作品です。
子どもの頃に観た人も、
大人になってから観返した人も、
それぞれの立場で違う気づきを受け取れるのが、
この映画の魅力だと感じます。



心を整える、手帳関連記事はこちら↓
空から始まる物語

物語は、
空から落ちてきた少女シータと、
鉱山で働く少年パズーの出会いから始まります。
偶然のようで必然だったこの出会いが、
伝説の空中都市「ラピュタ」をめぐる
大きな冒険へとつながっていきます。
追いかけてくるのは、
政府の特務機関や空中海賊。
でも物語の軸にあるのは、
「誰が力を持つか」ではなく、
「その力をどう扱うか」という問いです。
ラピュタが象徴するもの

ラピュタは、
かつて高度な文明を誇った空中都市。
便利さや強大な力を持ちながらも、
人が離れ、
静かに朽ちていく姿はとても印象的です。
自然に覆われた城や、
ロボット兵が花を守る場面からは、
支配するための力より、
守るための優しさのほうが大切だという
メッセージが伝わってきます。
シータとパズーのまっすぐさ

この物語が心に残る理由のひとつは、
シータとパズーの存在です。
特別な能力があるわけではない二人ですが、
相手を思いやり、信じ合い、
迷いながらも前に進みます。
誰かを踏み台にして成功しようとしないこと。
大切なもののためなら、
手放す選択もできること。
その姿はとても静かで、
でも力強く感じられます。
大人になって観るラピュタ

子どもの頃は冒険や飛行船に夢中だった人も、
大人になって観ると、
ムスカの言葉や行動、
ラピュタの終わり方に、
違った意味を見出すかもしれません。
「手に入れること」よりも、
「何を守るか」。
「残すこと」よりも、
「託すこと」。
物語の中で描かれる選択は、
観るたびに新しい気づきを与えてくれます。
まとめ

天空の城ラピュタは、
壮大な冒険譚でありながら、
とても人間らしい物語です。
空を目指した先で見つかるのは、
万能の答えではなく、
「どう生きたいか」という静かな問い。
何度観ても色あせず、
そのたびに受け取るものが変わる。
そんな映画だからこそ、
今も多くの人の心に残り続けているのだと思います。


