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東野圭吾『マスカレード・ホテル』が心に残る理由 事件より深い人間模様

エンタメ
この記事は約3分で読めます。

こんにちは。

りんです。

 

高級ホテルを舞台に、

刑事とホテルマンがそれぞれの立場を

背負いながら事件に向き合う物語。

 

東野圭吾の『マスカレード・ホテル』は、

ミステリーとしての緊張感と、

人間ドラマの深さをあわせ持った作品です。

 

読み進めるうちに、

誰もが何かしらの役割を演じながら

生きていることに気づかされます。

 

 

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あらすじ

連続殺人事件の次の犯行現場として、

一流ホテルが浮かび上がります。

 

刑事の新田浩介は、

事件を未然に防ぐため、

ホテルのフロントスタッフとして潜入捜査を行うことになります。

 

彼の指導係となったのは、

接客のプロである山岸尚美。

 

捜査を最優先する新田と、

すべてのお客様に平等な対応を求める山岸。

 

考え方の違う二人は衝突しながらも、

少しずつ相手の価値観を理解していきます。

 

 

 

 

心に残るポイント

人は誰でも仮面を持っている

ホテルには、

さまざまな人が集まります。

 

お客さんも、そこで働く人も、

それぞれの立場にふさわしい顔を選んで

過ごしています。

 

この作品は、

表に見えている姿だけでは人は判断できないという現実を、

静かに伝えてきます。

 

正義は立場によって変わる

刑事として守るべき正義と、

ホテルマンとして大切にする信念。

 

どちらも間違いではないからこそ、

すれ違いが生まれます。

 

読者は自然と、

自分ならどちらの立場を選ぶのかを

考えることになるかもしれません。

 

ミステリー以上に深い人間ドラマ

事件の謎解きだけでなく、

人と人が信頼を築いていく過程が

丁寧に描かれています。

 

仕事への誇りや責任感といったテーマは、

日常にも重なる部分が多く、共感を誘います。

 

こんな人におすすめ

  • 本格的なミステリーが好きな人
  • 心理描写をじっくり味わいたい人
  • 仕事や立場の違いをテーマにした物語に惹かれる人
  • 読後に余韻が残る作品を探している人

 

まとめ

『マスカレード・ホテル』は、

事件を追う物語でありながら、

人の心を見つめる作品でもあります。

 

誰もが仮面をつけて生きているからこそ、

相手を一面だけで決めつけてはいけない。

 

そんなメッセージが、

読み終えたあとに静かに残ります。

 

ミステリー好きはもちろん、

人間ドラマを楽しみたい人にもおすすめしたい一冊です。

 

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